「ラジオがつなぐ、クルマ社会とイエローハット」――メディアミックス時代のブランド認知・来店促進策
株式会社イエローハット
■INTRODUCTION
カー用品チェーン「イエローハット」は、全国展開する店舗網を活かし、車社会と密接な関係を築いてきました。
そんな同社がドライバーとの新しい接点として注目したのが「ラジオ」です。
TOKYO FMやJFNネットワークでの広告展開によって、ブランド認知や店舗への集客にどんな成果を上げているのでしょうか。
今回は、イエローハットの浅野氏に、その背景や成果、今後の展望について伺いました。
「ドライバーとの接点強化」──ラジオ出稿の理由
― TOKYO FMでの出稿を検討されたきっかけは何でしょうか。
「ラジオ媒体は車との親和性が非常に高い」と感じていました。
特に朝の時間帯のONE MORNINGや時報の夕方枠は、ドライバーが運転中によく聴く時間帯。車でラジオを聴く“カーリスナー”への有効なリーチ手段として、ラジオ活用を決めました。
ーONE MORNINGとはー
TOKYO FMをはじめとするJFN系列全国ネットで、平日(月〜金)6:00〜9:00に放送されている、朝の情報ワイド番組です。
ニュース・天気・交通情報など、その日の生活に役立つ最新情報をいち早く届け、経済・社会・エンタメなどコメンテーターや専門家による解説も。幅広い話題を扱う、通勤通学中・運転中のリスナーに向けた1日のスタートを元気にサポートする番組です。

*番組公式Xから誘導のWEBアンケート結果より
― 狙っていた顧客層は?
主なお客様は男性が多いですが、「男性だけ」に絞るというよりも、日常的に車を運転する40~50代中心のドライバー層全般がターゲットです。
TOKYOFMは全国ネットであり、特に地方では車内で聴くシーンが多く、この層への訴求力が高いと考えています。
― 出稿時の課題や目的があれば教えてください。
スポットCMでは、「来店促進」を主目的としています。
短期的にキャンペーンなどのタイムリーな情報を車を持っている人にダイレクトに届けられるのが魅力です。
一方で、提供・時報など長期的な施策では「ブランド想起」の強化を狙っており、“何かカー用品が必要になった時”に真っ先に思い浮かべてもらうためのすり込み効果にも期待しています。

“信頼感・安心感”を伝えられるTOKYO FMでの展開
― TOKYO FM/JFNネットワークへの期待や印象はどんなものがありましたか?
全国展開しているイエローハットにとって、JFNネットワーク経由で全国リスナーへ情報発信できる点が魅力です。
またTOKYO FM自体も信頼性が高い番組編成・発信力があり、「安心・安全」を重視するブランドイメージとも合致していました。
― 他媒体との比較・選定理由はなんだったのでしょうか?
媒体の特性に応じた使い分けを行っており、テレビCMやデジタル広告(YouTube等)、ラジオ媒体など積極的に活用しています。ラジオ媒体は、その中でも移動中の接触機会や聴取習慣に強みがあると感じており、他媒体と補完し合う形での活用を想定しているため重要視しています。
放送後の反響──社内外からポジティブな声
― 放送後、どんな反響や変化がありましたか?
メディアミックス施策ゆえに定量的な切り分けは難しいものの、XなどのSNSでもポジティブな反応が多く見られました。
また社内でも「印象が良かった」「あれ聞いたよ」といった声や、素材変更時には変化へのリアクションも確認でき、“浸透している実感”があり社内的にも効果を感じています。
ラジオ施策の費用対効果を実感
― 期待していた効果と実際はいかがでしたか?
他エリアや他媒体と比較してもコスト効率は良好だと感じています。
ラジオ単体で全てを評価することは難しいですが、
全体戦略の中でも一定以上の効果・役割を果たしているという実感があります。

― 今後への期待や要望
今後は放送だけでなく、radikoやSNSなどデジタル施策とも連動し、
より立体的なコミュニケーション展開にも挑戦したいと考えています。
交通安全啓発など社会的テーマとも自然に連動できたことも好印象でした。
柔軟性ある提案・運用にも引き続き期待しています。
※過去の交通安全啓発実例「全国交通にゃんぜん運動」

株式会社イエローハット
販売促進部 店頭販促課
浅野貴信(アサノ タカノブ)
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